明らかに行動が変化した人がいるのであれば

自分の家族や友人、あるいは会社の同僚で、明らかに今までと行動が変化した人がいるのであれば、それは総合失調症であったり、あるいは認知障害にかかっている可能性があることを、注意しなければならないのです。

例えば、今まで温厚だった人が急に怒りっぽくなったり、真面目な人が遅刻が増えたりミスを多発するようであれば、上記のような症状の初期段階である可能性もあるのです。

もちろん、普段優しい人も時には怒ったりしますし、真面目な人でもミスをすることは当たり前のことではあります。

しかし、その頻度が明らかに増えたのであれば、それは根本的な行動の部分が変化したと言えるわけです。

ただ、総合失調症や認知障害の疑いがあるとはいえ、本人に対していきなりそんなことを言うのは、当然ですが無理だと思います。

ですから、まずは「最近疲れてない?」などと、さりげなく話を始めるようにしましょう。

その上で、疲労状況であったり、最近の行動について聞いたりして、本当に行動が変化しているのかどうかを、確認するようにしましょう。

そして、もしも一向に改善が見られないようであれば、健康診断の意味も込めて、検査を勧めるようにしましょう。

総合失調症や認知障害は、早期発見が何より大事だと言えるので、どうにかして検査を受けさせることが必要になってきます。

いずれにしても、行動が変化したことを、ダイレクトに指摘したり、ましてそれを批判したりするようなことは、絶対に避けるようにしましょう。

ミスをしたり失敗が続いたとしても、それを責めたりせず励ましてあげるようにしましょう。

自分では元の行動になかなか戻せない

今まで仕事を完璧にこなせていたのに、急にミスが増えたり怒られることが多くなってしまった。

これは、単なる不注意や集中力の途切れなのでしょうか?

もちろん、人間ですからどれだけ優秀な人であっても、ミスはしますし怒られることもあります。

しかし、明らかにその数が今までよりも多くなったら、それは行動が変化したと考えるべきでしょう。

他の例としては、料理の時にお皿を割ったり手を切ったりすることがほとんどなかった人が、最近になった何枚もお皿を割ったり、手を切ったりする回数が多くなってしまうといったケースがあります。

こちらも、もちろん疲れや疲労が原因の可能性もあるのですが、それが長く続くようであれば、やはり行動の変化と言わざるを得ないでしょう。

このように、今まとはまるで違う自分かのように行動が変化をしてしまうのは、総合失調症や認知症の前触れである可能性もあるのです。

あるいは、心の中に大きな問題を抱えている可能性もありますし、精神的に不安定な状態になっている可能性もあります。

一度変化した行動というのは、なかなか自分では元の行動に戻せないものなのです。

だからこそ、自分だけで何とかしようと思わずに、専門医に相談をしてじっくりと診療してもらうようにしましょう。

仮に上記のような症状だったとしても、早期で発見できれば対策もしやすいですし、そこまで日常生活にも支障をきたすことはないのです。

しかし、発見が遅れてしまうと大変なことになりかねないので、おかしいと思ったらすぐにでも診てもらいましょう。

急に変化することもあれば徐々に変化することもある

行動の変化は、認知症や総合失調症の前段階である可能性もあります。

ただ、それに本人や周囲が必ずしも気づけるわけではないのです。

行動の変化とは言っても、例えばある日を境に急に変化することもあれば、徐々に変化していくこともあるのです。

前者であれば、明らかに今までとは違う行動を取るようになるわですから、本人や周囲も気づきやすいと思います。

しかし後者の場合だと、少しずつ変化していくことから、本人も周囲もなかなか気づかないこともあるのです。

人間というのは、年齢と共に性格や行動も変わってくるものですから、大して気にもとめない人も多いのです。

たとえ気づいたとしても、その時点ではかなり症状が進行している可能性もあるのです。

ですから、ゆっくりと行動が変化していく方が、実は厄介な状況だと言えるのです。

少しでも異常が見られれば、すぐに病院で診てもらうような人であればいいのですが、病院を嫌うような人だと、少し変化したぐらいでは診てもらおうとは思わないでしょう。

それも、発見を遅らせてしまう要因になっているのです。